『田野浩志の'そうだ スーツ、着よう'』Vol.3

令和元年、夏

なんと!

わずか三回目にして・・・

「そうだスーツ、着よう。」リニューアルします!!

とは申しましても、あくまでプチリニューアルなんですが、どこがリニューアルするかと申し上げますと、はい、今回から一応弊社の代表をさせて頂いておりますクリ坊こと私、田野がこの「そうだスーツ、着よう。」の執筆をさせて頂くことに相成りましたので、まずはご報告させて頂きたいと思います。

2019 PITTI UOMO

そんな気になる?第三回目の「そうだスーツ、着よう。」

実は私、代表業の傍らgujiのドレスセクションでありますsalotto di gujiのバイイングも担当させて頂いておりまして、先月イタリアはフィレンツェで開催されましたメンズ最大のファッションフェスタの一つ、PITTI UOMOの模様をご紹介させて頂きたいと思います。もちろんあくまでドレスクロージング目線です。

決して自分のことが好き過ぎるキャラではありません

まずは今回の私の戦闘服↑

夏のPITTI UOMO・・・いつも暑くて暑くて、冷房のあまり効かない館内を一日中ジャケットを着てタイドアップはあまりにも過酷で、本音はTシャツで見て回りたいところですが、そこはお仕事でしかもドレスセクション担当ということで(汗)

まあでも4日の会期中、この1日だけでしたが(謝)

個人的には夏のブラックが気分です。ブラックリネンのスーツにモヘア混のライトグレーのネクタイ。

ここ数年、クラシックやトラッド、そしてアイビーなテイストが注目をされていますが、その反動からかちょっと艶っぽくセクシーな感じがきそうな予感・・・というより弊社のコンセプト的には是が非でもきて欲しい(祈)

TATEOSSIAN

敢えてシルバーのウォレットチェーンもしてみました。

Drumohr

Drumohr

Giannetto

THE GIGI

そんなこんなで2019夏のPIITI UOMOの一番のトピックス、それは・・・“色”

ちなみにこの”色”は色艶の色ではなく、残念ながらカラーの“色”です。例年になくと言いますか、ある意味久しぶりに春夏っぽく色の提案がありとあらゆるブランドからされていました。

やはりトレンド的にも時期的にもカジュアルな提案が多くて、ここ数年のブラウン系の流れからそろそろ色が出てくるのは必然的かなとも思いますが、ドレスセクションにおいてこの色のトレンドをどのように取り入れるべきかは正直難しい・・・敢えて言うならネクタイくらい。

Drake's

Atto Vannucci

FRANCO BASSI

ということで、ネクタイはあくまでビジネスで使える控えめな“色”は取り入れないと。流行りのヴィンテージ風も後ろ髪が引かれますが、正直弊社のお客様はやっぱりストライプ。

Belvest

ISAIA

肝心のジャケット、スーツはと言いますと、あくまでプレゼンテーションとしてディスプレイされていましたがsalotto di gujiにおいてはもちろんあり得ない・・・

salottoらしい色艶、色艶・・・やっぱりこれ!

LARDINI、もちろん左側です

何と言ってもsalotto di gujiのカラーはネイビーとグレー、それにプラスしてブラウン系が基本ですが、来年の春夏は黒と白!ブラック&ホワイトの提案で行かせて頂きます!

Belvestのショールームにてフランコさんと

弊社エクスクルーシブのホワイト生地

FIRENZEを浪花にする男

今回のPITTI UOMO、先述させて頂いた通り確かに“色”が特徴的ではありましたが、実は夏にも関わらずブラックを着ている業界の方が急増していました。真っ白のジャケットも結構目立ってたような・・・でも真っ白のジャケット自体目立つから印象に残っていたのかも。

いずれにせよ、恐らく?多分?あくまで上品でエレガントな色艶系、そろそろ要チェックです!

私の愉快な戦友のこの人まで・・・

黒リネンのメスラク・・・もとい、面白可笑しい戦友130こと加藤効(いさお)氏

いつか「そうだスーツ、着よう。」で対談申し入れたいと思います!

そうだ スーツ、着よう

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