『田野浩志の'そうだ スーツ、着よう'』Vol.9

いつも弊社のWEBサイトをご覧頂きまして本当にありがとうございます。

そして今更で申し訳ございません、新年明けましておめでとうございます。「そうだスーツ、着よう。」の担当者でお馴染みの?田野です。

本年も倍旧のご愛顧の程お願い申し上げます。

ということで令和2年初の「そうだジャケット・・・もとい、スーツ、着よう。」実は今回のテーマはスーツではなくジャケットです。

もともとはgujiのドレス、ビジネスラインであるsalotto di gujiのアイテムであったりスタイルをご紹介させて頂こうとスタートしたこのコンテンツ、基本のスーツスタイルはもちろん外せない肝となるところなんですが、ジャケットのスタイルもまたこれ然りなんです。

私共salotto di gujiが最もお薦めするジャケット、そう遡ること2006年3月15日、弊社gujiが京都で産声を上げたその日からお取り扱いをしていたあのブランド、イタリアはパドヴァで1964年に創業した世界で最も美しいジャケットを作るというあのブランドのジャケットです。


「JACKET IN THE BOX」その名の通り畳んで箱の中に入れれるくらい軽いジャケット。

最高級メゾンのOEMを長きに渡り請け負うBelvest(ベルベスト)の技術の結晶ともいうべくこのジャケットは、副資材を極限まで少なくすることで驚きの着心地と軽さを実現しています。

もちろんこのJACKET IN THE BOXの凄さは着心地だけではございません。歩くとフワッと裾がなびくエアリー感は見た目のエレガントさも最高なんです。

昨今ビジネスウェアのカジュアル化から楽ジャケなる副資材をほとんど使っていないという1枚仕立てのジャケットが多くのブランドから発表されていますが、明かにこの楽ジャケの最高峰はBelvest社製のJACKET IN THE BOXです。

特に今シーズンはこのJACKET IN THE BOXを数多く取り揃えて欲しいというお客様からの要望はもちろん、弊社のSTAFFからもかなり多くございまして、guji史上最大の型数をご用意致しました。

その型数は何と6型!?

えっ!たいしたことないやん・・・とは思わなでくださいね(汗)

さすがに少し値が張るのでこれでも気合をいれているつもりなので。

気を取り直しましてこの6型、自分の中では3つに分類してセレクトしておりまして順を追ってご紹介させて頂きたいと思います。



まずは何と言っても定番のご紹介。

多くの?いえいえ、ほとんどのお客様の意見をまとめますと、「ベーシックな物ほど長くいいものを着たい。」と仰られます。

まさにそんなジャケットです。

JACKET IN THE BOXの素晴らしさをシンプルに味わって頂くにはこの2型は最適です。

例えば記念日の食事やお子さんの卒入学式、今後大切な人となるかもしれない方との初めての顔合わせ等々、もちろんスーツが最適な場合もございますが、最近はあまり堅苦しくなく、でも崩し過ぎるとちょっと・・・という場面が以前より多くなったように思いますので、そんな時には丁度いいと思います。

もちろんその着心地と見た目の軽さを活かすコーディネートもお勧めで、ボーダーのカットソーにデニムなんかもsalotto的ではないですが是非トライして頂きたいですね。



続きましてはJACKET IN THE BOXと言えば?というよりもBelvestと言えば?の上品、上質、そしてイタリアらしい色気を感じさせるチェックのジャケットです。

展示会では数多くのチェックの生地を見ますが、一目見てこれは惚れ込みました。

その表れが2色展開。

チェックの大きさとパターン、そして素材感はどれをとっても言うことなし。

しかもここ数年は"ミックス"が大きなキーワードとなっているかと思いますが、英国風のグレンプレイドにイタリアらしいツヤのある素材感、それをJACKET IN THE BOXにと考えるだけで垂涎の逸品ですね。

個人的にはブルーがお勧めですが、ブラウンの色目もこれはまた昨今よくみるブラウンのグレンプレイドとは一線を画しますので悩ましいところですね。



最後は今シーズンの特選素材です。

この春夏のトレンドの色目といえば?

はい、春夏らしい綺麗な色目が出てきていることが挙げられますが、もうひとつは白からのグレー、そして夏ブラックへと続くモノトーンのグラデーションが代表的です。

私共salotto di gujiでもちろんトレンド感は大切にしています。

トレンドを意識しすぎても駄目、意識しなさ過ぎても洋服屋としては立つ瀬が無い、何にでもバランスが求められます。

そんな中、この2色は丁度いい?かなと・・・


しかもここ数シーズンのBelvestに対する弊社の並々ならない思い入れを感じて頂いたのかどうか、ディレクターのフランコさんがいつも僕の我儘を聞いて下さいます。

こんな生地が欲しい、あればいいのにを出来る限りご用意して下さっていて、本当に有難い限りです。

フランコさん、Belvestの素晴らしさをお客様にご理解頂けるように頑張りますので、どうかこれからも微量な発注ですが、宜しくお願い申し上げます。

そして皆様!この春も自信満々のBelvestのラインナップで多分?その素晴らしさを存分に味わって頂けるかと思いますので、是非体感してみて下さいね!

それではまた次回!!





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そうだ スーツ、着よう

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