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「そうだスーツ、着よう。」でお馴染み?夏限定ですが、昆虫採集が趣味になりつつある田野です。
基本的に無趣味な僕は、予てから何か夢中になれるものが無いかなぁ・・・と思いつつもなかなか"これ"というものを見つけられずにいました。
そういえば、洋服はいつの間にか大好きでした。
それは立派な趣味と言っていいと思います。
ただ、好きが興じてアルバイトを始めたことをきっかけに、その趣味が仕事になり、純粋に洋服を楽しむ時もあれば、どうしても洋服を商売道具として見てしまうようにもなりました。
それが年齢や役職に応じて、洋服を商売道具として考えてしまう事が多くを占めるようになってきている気がしますが、これは仕方のないことなんでしょうか?
何だか少し悲しい気持ちにもなりますが、実際は洋服の販売を生業として、家族を養って会社を経営して、そして借金も返済しないといけない。
もし僕がヒーローだったら、純粋に洋服を楽しみつつ、洋服を仕事としても楽しめるかもしれませんが、もちろん現実はヒーローにはなり得ない1人のただのおっさん・・・
このコロナ禍、正直なところ、洋服好きの翼が折れようとも、今はただただお金の翼が欲しい。
やばい!
病んできてる!?
話は逸れてしまいましたが、何が申し上げたかったと言いますと、ここ数年子供の影響もありますが、弊社では虫獲り部なるものがありまして、夏になると主にはクワガタやカブトムシを求めて、いい大人が子供をだしに?昼夜さまよっています。
ちなみに誰が興味あんねん!?とつっこまれそうですが、僕が一番好きな昆虫はヒラタクワガタ。
特に"バケヒラ"と呼ばれる7pオーバーのヒラタクワガタを採取することを夢見ていますが、今までの最高は6.8p。
いつかはこのバケヒラ、採取したいと思っています。
このヒラタクワガタ、何故こんなにも好きかと言いますと、佇まいが凄く凛としてしていて品がいい。それでいて力が強く凶暴な一面もあって何ともそそられます。
といことで本題。
今回の「そうだスーツ、着よう。」は今入荷している中で僕が特にお勧めするスーツ5選。
昆虫採集の趣味と何の繋がりやねん!?というツッコミはもちろんあるかなと思いますが、特別な繋がりはございません。
ただ何となく、何となくですが、今回お勧めさせて頂くスーツ、どことなく僕が愛して止まないヒラタクワガタと似ている気がする。
やばい!
錯覚までも!?
いち早く本題に行かねば(汗)
毎年、毎シーズン特選素材としてご用意させて頂いているイギリスの名門FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)。
春夏の生地もしっかり織られていて独特の張りとこしが素晴らしいですが、やっぱりFOX BROTHERSと言えば?秋冬のフランネルが代名詞です。
絶妙なストライプの出し方も最高ですね。
ここ数年ストライプと共に注目されていた、80年代後半から90年代初めを彷彿とさせるヴィンテージ調のネクタイ、確かにお洒落ではあるけれども、ちょっとエグ味もあるので僕達salotto di gujiではセレクトを最小限に控えておりましたが、そろそろ柄いきもモダナイズされてきている様な気もしますので、満を持してのお勧めです。
イギリスの名門FOX BROTHERSと共に特選素材としてご提案することの多い、こちらはイタリアの雄CARLO BARBERA。
織り上がった生地を最高の状態で出荷する為に、生地にとって最適な湿度が保てるという清流の上の貯蔵庫で、何ヶ月も寝かせて熟成させるCARLO BARBERAの極上生地。
少し悲しいお知らせですが、工場と貯蔵庫が移転して新しくなったということで、貯蔵方法も変わることになったとか・・・(涙)
これからどうなる?CARLO BARBERA!?
更に進化してより良い生地を作り続けていくのか?
はたまた手間暇を惜しんで、合理化を推し進めてクオリティが下がっていくのか?
前者であることを切に願いつつ、これからも注目し続けたいところですが、実はこの秋冬にご用意させて頂いたCARLO BARBERA、今後幻になるであろう、最後の、最後の移転前の貯蔵庫から出荷された生地、その名もCREAM FLANNEL(クリームフランネル)。
その名の通り、重厚でガッシリと織られたFOX BROTHERSと比較すると、似て非なる柔らかさとウォーム感を兼ね備えた極上フランネルです。
こちらも敢えてパターンの違う、僕がドレススタイルに目覚めた時に見た記憶が有るような無いような、どこか懐かしいヴィンテージ調のネクタイとコーディネートしてみました。
また1つ、大注目の生地ブランドが2019年にスタートしました。
僕達salotto di gujiでも初めてお取り扱いをさせて頂きます、CARLO BARBERAの3代目CORRADO BARBERA氏が新たに立ち上げた、LANIFICIO CORRADO(ラニフィーチョ コラッド)。
イタリアンクラシック界の巨匠、ルチアーノバルベラを父に持つCORRADO氏がプロデュースする生地は、CARLO BARBARAのようでありながらもどこか洗練されていて、まだまだ種類は多くないですが、これからの可能性を大いに感じさせます。
ヴィンテージ調のネクタイは確かにお勧めですが、まだまだストライプも目が離せません。
特に昨年あたりから、綺麗な色目を差し色に使うコーディネートはお勧めです。
グレー×ピンク、モテない僕が言うので信憑性は皆無ですが、この秋冬最強のモテ色?です。
このスーツを語らずして秋冬のお勧めは語れません。
あのErmenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)の100%カシミヤ。
しかもsalotto de guji×RING JACKETさん別注企画では初となるマイスター仕立て。
いつものスタンダードなラインでも十分なのに、ハンド工程も多く、使用している副資材もグレードを上げた、RING JACKETさんが誇る極上仕立て。
生地も仕立ても最高です。
今年ライトグレーやベージュに代表されるような、ラグジュアリーカラーは絶対にお勧めです。
全体的に同じトーンでコーディネートするのもお勧めですが、ロイヤルブルーなんかと合わせると上品さが際立ちます。
もうしつこいねん!と言われそうですが、はい、そうなんです。
今回の「そうだスーツ、着よう。」は、今入荷済スーツの中からの、この秋冬お勧めスーツ5選です。
最初の4つ・・・生地はさておき、全ていつものRING JACKET。
それだけsalooto di gujiとしてはお勧めということなんですが、それとは別にRING JACKETさんに偏る理由がもう1つ。
何を隠そう、入荷が早いんです。
ということで、最後は唯一入荷済のインポートスーツ。
2006年の創業以来欠かさずオーダーし続けているBelvest(ベルベスト)です。
またいつかの「そうだスーツ、着よう。」でインポートを特集したいと思っておりますが、この秋冬のBelvestはいつもに増してBelvestらしく、凄くエレガントなセレクションに多分?なっていると思いますので是非ご期待下さい。
ちょっとさわりだけですが、今まであまりセレクトしてこなかった淡い色目。
先程も申し上げましたが、ライトグレーやベージュはこの秋冬は絶対に外せません。
昨年までお勧めしまくっていたモノトーン。
今年はNG?
いえいえ、確かにクラシックにモノトーン、特にブラックはトレンドではありましたが、既にトレンドから定番になりました。
少しグレイッシュなベージュにブラックベースのネクタイは今年も健在です。
以上、今回の「そうだスーツ、着よう。」いかがでしたでしょう?
やっぱり何となく・・・
特にFOX BROTHERSとCALRO BARBERA、そしてCORRADOもですが、どことなく大好きなヒラタクワガタの質実剛健さ、でも凛とした佇まいと品の良さが似ている気がするのですが、きっと僕だけですね(汗)
ちょっとおかしくなったと思われそうなので、もうこのくらいにしとかねば・・・
ということで、まだまだ暑い日が続きそうですが、少しでも皆様が秋冬のモードになって頂けたらなぁ・・・という思いで今回はお届けしました。
でも僕自身が夏の風物詩のクワガタのことを考えていては駄目ですね(汗)
もう既に店頭では衣替えが済んでおりまして、皆様を秋冬の装いでお迎えしております。
これからファッションの秋!
何かと暗い話題が多いですが、こんな時こそお洒落をして秋を楽しんで下さいね。
ではまた、CIAO!CIAO!