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「そうだスーツ、着よう。」でお馴染み？ご多分に洩れずあのスポーツの祭典に熱狂した田野です。
趣味と言える趣味のない僕の唯一と言っても過言ではない趣味がスポーツ観戦。
しかも一番好きなスポーツは野球・・・もとい、ベースボールとくれば今回のワールドベースボールクラシックに狂喜乱舞することは言わば必然です。
決勝戦の3月22日、その少し前からとある銀行さんとまさに決勝戦の時間に打ち合わせの約束をしていましたが、準決勝で日本がメキシコにサヨナラ勝ちをするや否や、即刻打ち合わせのリスケを依頼した程。
決勝戦は仕事をサボって近くのスターバックスでprime video観戦させて頂きました（汗）
今回の大会で最も興奮したのはもちろん最後の大谷投手vsトラウト選手。
メジャーリーグではチームメートの2人が、奇しくもワールドベースボールクラシックの決勝戦の最後の対決になるなんて誰が想像したでしょう。
本当に映画の様にドラマチック（涙）
その最後と同じくらい興奮したのは、準決勝での1点ビハインドの最終回、先頭打者大谷選手の2塁打。
1塁ベースの手前でヘルメットを脱ぎ捨てて、2塁ベース上でチームメートを鼓舞するシーンは51歳のおっさんでも胸が熱くなりました。
その他にもたくさんの名場面がありましたし挙げれば切りがないのですが、プレー以外で試合前の円陣での声掛けは気持ちにスイッチが入りますので大好きです。
「さあ！行こう！」今でもYouTubeで何度も見返します。
優勝した瞬間、アナウンサーの「マイアミにうれしい桜が咲きました！」の名言に、僕も頑張ろうとベタに思ってしまいましたし、微力過ぎて烏滸がまし過ぎるのは百も承知ですが、日本、盛り上げていこうと思ってしまいました。
という流れでの今回の「そうだスーツ、着よう。」春がきました！さあ！行こう！ということで、心機一転スタートするのに相応しい？僕の別注ブリーフケースのご紹介です。
感動のワールドベースボールクラシックからのいきなり商売！？てな感じですが、一応僕なりに拘り抜いて最強のブリーフケースができたのでは？と自負しておりますので、軽く読み流して頂ければと思います。
拘りポイント其の壱
製作をCisei（シセイ/チセイ）を手掛けておられます、FIRENZE在住の大平智生さんに依頼しました。
弊社がオープンしてすぐくらいからずっとお取り扱いをさせて頂いているCiseiのクオリティの良さはもう言わずもがなの折り紙つき、別注するならここしかないと思っておりました。
拘りポイント其の弐
革をドイツのワインハイマー社製のシュリンクレザー、TOGO（トゴ）にアップグレードして頂きました。
インラインのシュリンクレザーのクオリティも申し分ないのですが、ワインハイマー社製のTOGOは間違いなく世界一ですし、その証拠に世界一と呼び声の高いあの鞄もこの革です。
拘りポイント其の参
Ciseiのインラインでずっと売れ続けているというブリーフケースの名品901。
予てから個人的にはほんの少し小さいかな？と思っておりましたので、弊社ではほとんどセレクトしてこなかったのですが、その901からほんの少しだけ大きくリサイズして頂きました。
横幅を1㎝～2㎝くらい、それにバランスを考慮して縦も幅もほんの少しだけ大きくして頂きました。
並べないと分からないくらいですが、確かに全然違います。
拘りポイント其の肆
側面から底面へつながるよう革を切り出し、中心で縫い合わせる手の込んだ仕様を採用しました。
一見意味がなさそうに思えるこの仕様ですが、実は個人的には一番効くのがこれではないかなとさえ思っています。
ほんのり側面から底面にかけて生まれる丸み、ワインハイマーの柔らかさと木目の細かさが最も生かされる仕様です。
拘りポイント其の伍
ライニングをアルカンターラ、同じくパイピングもアルカンターラにしました。
高級外車のシートにも使われる所謂人口スエードですが、ライニングだけに耐久性と汚れに強く、見た目にもラグジュアリーなアルカンターラを使用しました。
鞄を開けた時の雰囲気が格別です。
以上、僕が大平智生さんに別注を依頼しました、勝手に最強と思っているブリーフいかがでしたでしょう？
元々完成されていた901というCiseiの名品に、更に僕なりの拘りを詰め込んだつもりです。
パッと見た感じ特別なことはしていなくて、何となくいい、何となく拘りのジャケット、スーツスタイルに溶け込む様にしたつもりです。
そのしたつもりを実際に感じて頂ければとても嬉しいですし、実際使って頂いて大切に手入れをしながら永く愛用して頂ければ更に嬉しいです。
この鞄を持って、さあ！行こう！と思って頂けたらなあ・・・と願いつつ、また次回！ciao！ciao！
