
いつも弊社のWEBサイトをご覧頂きまして本当にありがとうございます。
「そうだスーツ、着よう。」でお馴染み?自分のことはやはり概ね大好きなのですが、いくつか嫌いなところがある田野です。
自分のことは自分が一番知っている様で、実はよく分かっていないケースがあると思いますが、確実に改めた方がいい、もしくは改めなければならないところが僕にはあります。
既に弊社の動画などで擦り過ぎていて、よくご覧頂いている方にはしつこ過ぎると思われてしまうかもしれません。
そうなんです、先月末イタリア出張を予定しておりましたが、パスポートの期限残が70日程しかなく、泣く泣く出張を取りやめた事件(涙)
何度も申し上げていますが、何度でも申し上げて、僕のような過ちを皆様には犯さないようにして頂きたい、そう切に思っております。
入国する国によってパスポートの期限残日数が異なりますが、旅行や出張で海外に行かれる時はパスポートの期限にどうかお気をつけください。
ちなみにイタリアは90日とその滞在期間が必要です。
そしてしかも・・・
僕のパスポートは10年パスポート。
実は10年前にも全く同じ過ちを犯していまして、出発直前の空港で出張が取りやめになった過去がございます(汗)
その時したためたBlogがこちら
もうこんな過ちは犯すまいと心に決めた10年前も今は昔。
今の心境は、10年後また同じ過ちを犯しそうで怖い・・・いやいや、あかん、あかん、もう絶対に同じ過ちは犯さない!!
僕はこんな自分が嫌で嫌でしかたないので、絶対に気合で改善してみせる。
が、しかし!
パスポートだけではなく、車の運転免許証の更新忘れで、2度目の教習所通いをした苦い経験をも持つ僕は、本当にポンコツなんです(涙)
ですので、ここは気合で改善するのは諦めまして、iphoneの10年後のカレンダーに今からちゃんと予定を入れることにしました。
それが確実です。
ということで今回の「そうだスーツ、着よう。」ですが、先月末のイタリア出張は行けませんでしたが、その出張を1月にリスケすることになりそうですので、その時に是非着ていきたいセットアップのご紹介です。
「そうだスーツ、着よう。」と言っているのにセットアップ?とは思わないで下さいね。
今回ご紹介させていただくセットアップは、ジャケット、パンツ別々で着て頂けますが、いつものRING JACKET(リングヂャケット)さんに作って頂いておりまして、スーツとしてもちゃんと着て頂けますので。
セットアップとはいえMade by RING JACKETの弊社のオリジナルはもちろんフル毛芯の本格仕様です。
スーツでは使わない様なFOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)のソフトでありながらもツイードタッチの質感と、RING JACKETさんの柔らかな仕立てが最高です。
アイボリーとブラウンの大柄のグレンプレイドにツイードタッチの風合いは、いかにもブリテッシュを感じさせますが、あえてのブラックベースのネクタイとブラックスエードの靴で、少しモダンにコーディネートにしてみました。
前回の「そうだスーツ、着よう。」でも申し上げたのですが、今年の色の傾向としましてブラウンは注目ですし、私共salotto di gujiにおきましてどのようにブラウンを取り入れるかは大きな課題でした。
なにしろドレススタイルにおいてネイビーとグレーは欠かせない色ですので。
その答えのひとつがセットアップとしてのご提案です。
ブラウンの本格スーツは確かに格好いいのですが、オーダーする際に少し二の足を踏んでしまうことがあります。
ですが、少しドレスダウンしたセットアップであればカジュアルな提案もしやすいので、背中を少し押してくれます。
昨年からお取り扱いさせて頂きました、LANIFICIO ROGNA(ラニフィーチョ・ローニャ)製で素敵なブラウンを見つけました。
このLANIFICIO ROGNAは誰もが知る有名ブランドのファブリック部門の責任者をされていた方が2019年に立ち上げました。
そのキャリアから、上品でクラシカルでありながら、英国ヴィンテージ生地からインスパイアされた、他ではあるようであまり見ない雰囲気の生地が多く提案されています。
チャコールグレーの糸が少し混ざったような、中庸で上品なブラウンはこのブランドならではの雰囲気で、この秋冬の気分にぴったりです。
グレーがかったブラウンということで、先程のFOX BROTHERSのチェックのコーディネートの様にブラックと合わせても格好いいと思うのですが、こちらは秋の差し色を加えてストレートにブラウン系でまとめてみました。
今シーズンのもう1つの注目カラーは少し明るめのグレーです。
LANIFICIO ROGNAらしく、ブリティシュの代表的なハウンドトゥースを、明るめのグレーのトーンで上品にモダンに仕上げられています。
こちらも本格スーツでは少し使い辛い生地ですが、セットアップなら問題なしです。
ここ最近お勧めしているコーディネートにワントーンがございます。
グレーの濃淡でまとめるか、インナーにウインターホワイトのニットなんかも素敵ですが、やはり私共salotto di guji的にはブラックベースのドットのニットタイで。
Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)社が誇る「CASHCO」は、超長綿のエジプト綿にカシミアとポリウレタンを加えることで、上品な光沢としなやかさ、そして心地よい伸縮性を備えた高級素材です。
春夏も大好評につき秋冬でも、新色をプラスしてご用意致しました。
少し起毛した柔らかな風合いは秋冬でも雰囲気は凄くいいと思います。
秋冬ですとニットタイやウールが含まれているタイを合わせて頂いてももちろんいいのですが、今回はあえてのニットコーデにしてみました。
先程も申し上げた今年の気分でブラウンの濃淡にて。
以上、今回の「そうだスーツ、着よう。」いかがでしたでしょう?
そう言えば、覚えておられる方はいらっしゃらないとは思うのですが、前回の「そうだスーツ、着よう。」にて、今シーズンのオリジナルスーツにはトピックスが3つあリまして、1つ目がブラウン、2つ目がブリティシュと申し上げておりました。
はい、そうなんです。
3つ目のトピックス、それは何を隠そう今回ご紹介させて頂きましたセットアップのご提案だったんです。
春夏では毎シーズンご用意させて頂いていたセットアップですが、今シーズンは初めて秋冬でもご用意させて頂きました。
その背景と致しまして、ドレススタイルのカジュアル化がどうしてもございます。
ドレススタイルの継承と発展に向き合っていきたい、その気持ちは変わらず強いものがございます。
一方で少しドレスダウンしたスタイルのニーズがあることも確かです。
弊社といたしましては、純粋にファッションを楽しみたい、またファッションの文化も大切にしたいと思っておりますので、これからも時代に合わせたスタイルと、いつの時代にも愛されるスタイルいずれもご提案したいと思っておりますので、また是非ご期待頂けると幸いです。
それではまた次回!ciao!ciao!
























