『気になる。』19
オリンピック、パラリンピック、甲子園と盛沢山な8月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
暑さに負けじと各ブランドから続々と商品が到着しています。
僕達的には日々、汗をかきながらも『秋冬何で立ち上がろうかな?』という心持ちに移行し始める月だったりもします。
今シーズンは何を狙っていくかを見定める為にも、是非ご覧ください。
ここにきて、妙に自販機で買う缶コーヒーが気になるといいますか実際によく買うようになりました。
不思議な気分ですね。
美味しいんですけど、コーヒーの特性上前述のそれらには及ばない味わいなんですが、それでも買ってしまう変な中毒性があります。
ヒンヤリしたスチール缶、多くの銘柄がありますがどれも同じように感じる風味、微糖だとしてもめちゃ甘な味、何よりも古くから馴染みのあるノスタルジックな購入体験が魅力なんでしょうか。
日本が世界に誇る自販機文化、廃れさせるわけにはいかないな・・・と思う今日この頃です。
TAGLIATORE
ラムレザーシングルライダース STANFORD
『ジャケットやスーツ以外も見どころ満載です。』
TAGLIATOREといえば色気と艶気を重視するイタリアきってのムーディーなブランドですが、少し前からレザーコレクションも充実していまして、登場から高い人気を博しています。
やはり男性を強く、色っぽく見せるアイテムとしてレザーライダースは欠かせないな・・・と思ったんでしょう、初めはどうしても畑違いの物なので「どんなもんやろ?」という感じでしたが、シーズンを重ねるごとに完成度が高まっていて、私たちも安心してオーダーすることが出来ます。
上質なレザーを用い、スマートなフィッティングと飽きの来ないシンプルなディティール。文字にするとどのブランドも同じように感じますが、TAGLIATOREならではのムードが表現されているのがさすがですね。
¥110,000
guji
Bagutta
ウォッシュドコットンタイプライターソリッドオーバーサイズドシャツ YOYOGI GL
『このブランドのセンスが間違いなくミラノ、いえイタリアナンバーワンです。』
シャツは国民服というくらいイタリアでは重要視されていて、クラシコの世界ではなおさらですよね。
手仕事至上主義ではないですが、やはりナポリを中心としたハンドメイドブランドが高い人気を獲得しています。
そんな中、北イタリアのミラノを本拠地とするBaguttaは他とは一線を画す物作りでひときわ異彩を放っています。
このブランドはファクトリーブランドなので多くのメゾンやビッグブランドのシャツ作りを担当しているんですが、とにかくセンスが良くて程良いんですよね。
デザインが洗練されていて、無理がなく今の気分が表現されています。
スリムなシルエットを維持しつつ立体的なパターンと縫製で可動域を確保するといいようなテクニックは南イタリアに軍配が上がりますが、「ゆとり」をコントロールしてトレンド感のあるシャツを作らせると、圧倒的に上手いんです。
¥29,700
guji
MANRICO CASHMERE
guji別注スーパーカシミアタートルネックニット
『他には無いスペシャルなクオリティがあるというのは圧倒的な強みです。』
今までたくさんのカシミアニットを見て来ましたが、これほどの物はお目にかかったことがないと断言できるスペシャルなクオリティ、それがMANRICO CASHMEREです。
昨年実際にファクトリーに足を運びましたが、凄く贅沢なスペースを使ってのびのびとニットが作られているといいますか、手間と時間を惜しみなく注いで作られていることがわかり益々ファンになった次第。
厳選されたホワイトカシミアしか使わないというこだわりも相当凄いですよね。
普通は濃色に染める際は見た目の結果が同じなのでグレーやブラウン系のカシミアを使います。なので白と比べるとちょっとザラリと感じることがありますが、MANRICO CASHMEREは全てホワイトから染め上げます。
品質の維持向上に全ての力を注いでいるようなこのブランド、本当に注目ですよ。
¥133,100
guji
FEDELI
ウールカシミアナイロンブークレソリッドニットカーディガン
『ふんわりウォーミー、地球にも体にも優しい仕上がりです。』
こちらも同じくカシミアを用いたニットなんですが、前述のMANRICO CASHMEREとはまた違ったこだわりがあります。
このニットに使用されているカシミアは、全て「エコ素材」。ニットを生産する中で落ちたカシミアを用い、再度紡績して糸にした物を使用しています。
ごみとして捨てられるものを再利用するという観点で完璧なサステナブルなんですが、そんな糸に出来るほどカシミア落ちるんや・・・という衝撃。
そしてそれを集めると製品に使えるくらいになるんや・・・という驚きがありますが、今までなかったという事は労力とコストが合わなかったんでしょう。
今の時代はコスト重視の時代ではなく、次の世代に持続可能な物作りを受け継ぐ時代。
多くのブランドがこの大きな問題に取り組んでいますので、私たちも微力ながらその一端を担いたいと思います。
¥60,500
guji
PT TORINO
Active コットンナイロンストレッチリフレクター付きノープリーツパンツ EPSILON REFLECTOR
『チャリ通勤の新しいお供です。』
PT TORINOのActiveアクティブコレクションは機能素材を用いたアーバンギアコレクションですので、この発想は自然な流れだったのかもしれません。
裾を折り返すとかかと部分にリフレクターが装着されています。これで残業に次ぐ残業で、深夜帰宅時のライドも安心・・・汗
まぁ、そんなに帰りが遅くなることはありませんが、これは本当にうれしい機能です。
立ち姿はPTなので文句なしで美しく、ライド時もストレスがなく動くことが可能。仕事中もエレガントで、通勤もスマート。
。実際のところリフレクターだけでは不十分で、ライトがもちろん必要ではありますが、事故から守ってくれる可能性が1%でも高くなって悪いことはありませんよね。
¥41,800
ring
さらに娘にいたってはランドセルが重く毎朝大変そうです。女優の如く、私がハンディファンを使って娘に風を送り続けているんですが、途中からは一人なので熱中症にならないか心配・・。
"冷え冷えタオル"的なものは通学時は使用してOKなので、最近は使うようにしていますが制服が濡れたり、使用後の処理に困ります。
そこで今、非常に気になっているのが"アイスリング"という商品。現在は人気のため在庫切れで再入荷待ちという商品のようです。完売しているとますます欲しくなります(笑)
BERNARD ZINS
WALLIS ウールキャバリーツイル1インプリーツワイドパンツ
『ブランド被りをモノともせず、バイヤーがどうしても展開したくなったファッショニスタを魅了するブランドです。』
gujiで先に展開していたにも関わらず、ringバイヤー宮本が「ザンスやりたいザンス」と本当に呟いた曰く付き?なブランド"BERNARD ZINS"。
「違うモデルをやれば良くない?」という半ば強引にオーダーを敢行しましたが、展示会に同行するとその気持ちも頷けました。スリムフィットからナチュラルフィットに移行するトレンドの中で、そのままワイドフィットへと流れていくのは必然です。しかしながらワイドフィットをringらしく取り入れるには、このブランド以外見当たらないのではないかという程の佇まい。フランスブランドらしい上品さとどこかモダンな表情を持ち合わせ、尚且つ歴史を持ったオーセンティックさをも兼ね備えるという、寧ろringにあって当然なブランドだと思わざるを得ません。
ちなみにですが、モデルの違いなどはこちらの弊社YouTubeチャンネル"gui network!!"で詳しく解説しております。
¥45,100
guji
Settefili Cashmere
カシミヤミドルゲージクルーネックニット
『こういった色出しの美しさこそ"Settefili Cashmere"の真骨頂です。』
自らのブランド名に冠するほどに拘りを見せる"Settefili Cashmere"のカシミヤ素材。そのタッチに関しては言葉にするのも野暮という事で、是非一度実際に触れていただければと思います。
加えてココンチの特徴といえば上品で美しいカラーニット・・・ですが、ここ最近はモノトーンの気分ということでかなり控えめな型数しかオーダーしていませんでした(汗)
その反動もあってか最近は色を指すスタイリングが気になります。今シーズンは昨年に比べて少しカラーを増やしていますので、特にこのマスタードなんかは合わせやすくていい塩梅の色加減なんです。
¥70,400
ring
BARENA
コットンリブロングスリーブヘンリーネックカットソー
『FWシーズン立ち上がりですと言われても連日の真夏日なんですが・・・。』
"BARENA"といえば、テーラリング技術を駆使したミニマルで時代の空気感をいい塩梅で纏わせたセットアップが非常に秀逸なんですが、トータルでコレクションを発表していてその他のアイテムもバイヤー陣の心を擽りまくっております。
元々スタッフ人気の高いブランドなので、ちょいちょい争奪戦が繰り広げられていますが、さらにアパレルの定めと言いますか毎年のことなんですが、8月になればFW(秋冬)シーズンの立ち上がり。そう、店頭では暑苦しくもFWの新作をスタッフたちが冷房をガンガンに効かせて颯爽と身に纏います・・・。
なので、「せめてインナーはカットソーで・・」と触手が伸びるのがこの辺りのアイテム。リブのヘンリーネックなんて捻りの効いたデザインは、一部の洋服好きにはたまらないディティールが物欲を掻き立ててきます。
¥22,000
ring
MOORER
ALBINI-PUM ポリエステルレーヨンサキソニー撥水フーデッドダウンジャケット
『数ヶ月クローゼットに寝かすことになるんですが、相変わらずの在庫数ですので今からウォッチしておいて損はありません。』
ringで取り扱っているアウターの中で、まず間違いなく最高峰の一つに位置するブランドは"MOORER"で異論はありません。
毎年、ベーシックで定番的なアイテムばかりをセレクトしていますが(お値段がお値段なので・・(汗))、今年はショートブルゾンモデルをしっかりとご用意しています。と言いましても、ring基準の「しっかり」ですので精一杯ビビりながら力の限りチャレンジして数型ですが・・ご容赦ください・・・(大汗)
こちらはそのチャレンジ?の先陣を切って入荷してきたニューモデルの"ALBINI"。撥水性のあるサキソニー生地を使用した着脱可能なフーデットダウンジャケットは、カジュアルは勿論のこと、フードを外してオンタイムにも着用できる一番手に相応しい期待の新人です!!
¥184,800
ring
PT TORINO
Edge ウールグレンチェックノープリーツパンツ REBEL FIT
『ドメニコ氏肝煎りのシリーズではありますが、過去から脈々と受け継がれている"PTイズム"が込められています。』
往年のPTファンであればご存知のモダンなデザインが特徴の『GHOST PROJECT』。そしてワークやミリタリーといったオーセンティックなテイストを取り込んだ記憶に新しい『FORWARD』。そのシリーズの集大成とも言えるのがこちらの『Edge』になります。
オーセンティックな生地を現代的なモダンシルエット"REVEL FIT"に落とし込んだ、ディレクターのドメニコ氏も個人的に着用している同シリーズ。それもそのはず、少し腰回りにゆとりを持たせつつも強めのテーパードを施すことで、PTのアイデンティティーとも言える美脚シルエットを再現しています。
オーセンティックなブラウン系のグレンチェックですが、ブラックを混ぜることでほんのりとモダンな雰囲気を持たせていますので、"REVEL FIT"とはかなりの高い相関性を持たせてくれます。
¥48,400
ring
ほぼほぼB'zの話しかないのですが、所謂にわかな感じでもなく、微妙な楽曲やアートワークには物申している所に好感を覚えています。
『どうも、おもしろひげめがねです。』という暗いトーンで発せられる挨拶。そして最後に出てくる『とっつきやすさに自信あり。』というワードとのギャップにまんまとやられています。
balcone Rencontrant
ミドルゲージカシミアクルーネックニット
『パーフェクトニット。』
こういったアイテムに意外性というのは必要ないのかもしれません。
というとそっけなく聞こえてしまうかもしれませんが、シンプルに良い素材を使い、ある程度時世の流れに沿ったシルエットにするぐらいが長く愛用できる気がしますし、このニットに求められる要素はしっかりと満たされているように思うんです。
過度にデザインしているわけではないので合わせるアイテムは問いません。インナーにシャツを挿しても良いですし、パンツのシルエットはスリム〜ストレート〜ワイドまでなんでもござれというのも嬉しいところ。
こういったアイテムが結果的に一軍として残り続けるんだろうなという印象なんです。
¥42,900
guji
MARNI
ウールトロピカルレギュラーカラーシャツ CUMU0061A0
『微妙な変化を見逃さない。』
もう何シーズンも続けてセレクトさせてもらっているMARNIのウールシャツ、じつは毎回微妙にデザインが異なっています。ワイドなボクシーシルエットはお馴染みの通りではあるんですが、胸ポケがあったりなかったり、たまにフラップが付いたり付かなかったりという塩梅です。
今回はポケットにMARNIタグが付けられたワンポイント仕様、全体的にミニマルやモードという要素を感じさせつつ、タグが付くことによってどこかユニフォーム的な雰囲気がプラスされているように感じます。
ブランドとしてもbalconeとしても『定番』という位置づけのアイテムではありますが、毎シーズンちょっとした変化が楽しみになる定番なんです。
¥60,500
guji
Maison Margiela
スターリングシルバーチェーンIDブレスレット
『あえてなにもしないデザイン、というのが粋です。』
その出自自体は軍人の為の身分証明にあたるものでしたが、それがいつしかファッションとして使われるようになり、今では数多くのブランドやジュエラーからリリースされているブレスレットです。
かつてマルタンマルジェラ本人がデザインしていたものの中には真鍮製もあったそうですが、こちらはシルバーを採用していまして、特に凝ったデザインを施すわけでもなく至ってシンプル。
デザインをする上ではどうしてもプラスαを施したくなるのが人情だと思いますが、それをあえてせず元のデザインのまま提案する。それがこのブランドらしいと思えるのだから凄いものですよね。
¥124,300
guji
MPX mando
ナイロンプルオーバーS/Sブルゾン
『スポーツを、、、、始めたいなと思っています。』
スポーツウェアの機運が高まっていますよね。僕自身年齢が上がってくるにつれて体の回復が追い付かなくなってきたんです。ということでやはりスポーツしなきゃいけないなぁ、と思っています。なので形から入りたいなぁ〜と思いピックアップ。
僕らが大変お世話になっている高巣満導さんが新しいブランドをローンチしました。その名もMPX mando、都心からフィールドを結ぶスタイルを提案するブランドです。
こちらのプルオーバーはかなり薄手のナイロンを採用した一着、シルエットはやや膨らみのあるシルエットになっていましてこれが非常に良いバランス。
トップスを手入れると結果的にパンツも欲しくなってくるというパターン、これは沼にハマりそうです。
¥39,600
guji
BARENA
コットンボーダーロングスリーブプルオーバーショールカラーカットソー
『ちょっとした違和感がクセになる一着です。』
ボーダーのカットソーはこれまでgujiでもringでも多く提案してきましが、ネックがショールカラーになっているものは極めてレアではないでしょうか。
ネックの部分に変化をもたらすことによって、これまでにない雰囲気を作りだしているという印象なんですよね。
生地自体もそこまで分厚いものではないので、インナーとしても取り入れやすく仕上がっているのがBARENAらしいな〜という感じがします。
サイズ的にはスタンダードなフィット感になっているので、個人的には少し余裕をもって普段よりワンサイズアップで着用したいなと思います。
¥31,900
ring
今から冬物の事を考える方というのは一般的にそう多くはないかと思いますが、実際着る事ができる時期にはサイズ欠けなんていう事もしばしば...
というワケで21年秋冬第一弾の「気になる」を参考に、この冬のスタイルをあれこれ妄想して頂ければ幸いです。
FEDELI
ガーメントダイハイゲージウールソリッドVネックニット PULL.ML.
『綺麗なニットにカジュアルなニュアンスをプラスした絶妙な一枚。』
一見、極めてクリーンでエレガントなイメージのこちらのFEDELIのシンプルなニット。
こういったハイゲージ+Vネックという組み合わせは結構艶っぽくなりがちなんですが、製品染めを施す事によっていい感じにカジュアルなニュアンスがプラスされているんですよね。
こういったニットは、個人的にはカットソー感覚でラフに着るのがやはり今の気分でして、中にクルーネックカットソーを忍ばせて裾からチョロ出しといった定番の着方がお勧めです。
¥31,900
guji
T-JACKET
ポリエステルウールジャージグレンチェック2Bジャケット
『極めて気分なジャケットです。』
クラシックなイメージのグレンチェック柄ジャケットということでパッと見少しお堅い印象を受けなくもないですが、実はウールジャージ素材を使ったコンフォート性の高いモダンなジャケットなんです。
個人的にはこういったクラシックな柄とモダンな生地を掛け合わせたアイテムが好みでして、程良いかっちり感がありつつも気負わずラクに着て頂けるのがT-JACKET魅力でもあります。
ブラックのボトムスにブラックシューズなど、モノトーンスタイルでクールに着こなしたいですね。
¥64,900
guji
THE GIGI
コットンボーダーL/Sカットソー
『ベーシックアイテムをいかに今っぽく...今の時代に必要な感覚です。』
いわゆるバスクシャツをベースにしたこちらのTHE GIGIのボーダーカットソー。
オリジナルのデザインをリスペクトしつつも、モダンなカットソーへと上手く昇華させています。
ボーダーの太さやピッチなど、昔ながらの雰囲気がありつつも何となく今っぽく映るのはやはりブランドの持つセンスがなせる業といったところでしょうか。
時代を超えて長く着れる、インナーとしてもマスト中のマストなアイテムです。
¥15,400
guji
BARENA
ポリエステルウールストレッチジャガーセットアップ対応シャーリングパンツ
『シルエットの緩さが絶妙なんです。』
ウエストがシャーリングタイプで"緩めのシルエット"が印象的なこちらのBARENAのパンツ。
こういったディテールのモノは今となってはかなり多くはなったものの、モードやストリートのニュアンスを持ったストレートっぽいシルエットのモノはイタリアンブランドのモノにはまだまだ少ない印象。
テーパードが効いたタイプに比べて裾幅が広いのでスニーカーなども合わせやすく、大人っぽく着崩したスタイルに最適な一本なんです。
¥40,700
ring
F.LLI Giacometti
グレインレザーシングルモンクストラップシューズ
『うっとりするほどの美しさです。』
毎シーズン一定の型数が入荷するF.LLI Giacomettiですが、お世辞抜きにして本当にどのモデルも美しくかっこいいんですよね。
堅牢さとイタリアらしい色艶、熟練職人が手間暇かけてしっかりと作り込まれた最高級のシューズは、靴好きであれば酒の肴にできるレベルの逸品。
こちらのモンクストラップタイプもシャープ過ぎずポテッとせず、スリムからワイドまで様々なシルエットのパンツと合わせて頂けます。
本当に最高なシューズです。
¥107,800
guji
気になる。