Wake up with Jacob Cohen vol.2
『ヤコブコーエンの人気を支える2つのモデルと、ラグジュアリーを追い求めたリミテッドライン』
イタリアを代表するラグジュアリーデニムブランドとして、今やイタリア国内450のブティック、全世界ではなんと1500以上ものショップにて展開されるJACOB COHEN(ヤコブコーエン)。
ここ日本においても、ファションに並々ならぬ情熱を注ぐオーバーミドルの間で圧倒的な知名度と高い人気を誇る、いわばデニムジーンズ界のスーパースターなんです。
そんな同ブランドの"人気の秘密"に迫るべくスタートした新企画、その名も
『Wake up with Jacob Cohen』
「622とか688って何の事?」
「リミテッドラインって、何でこんな高いん?」
「なんかジーパンからいい香りするけど・・・?」
そんな皆様のちょっとしたJACOB COHENに対する疑問を解決していくと同時に、ブランドの魅力に徹底的に迫って行きたいと思います。
第1回目となる前回は、JACOB COHEN(ヤコブコーエン)のコンセプトやブランドの持つ独創性、そして同ブランドが世界中のファッショニスタから支持される要因である"こだわり抜いたディティールの数々"にフォーカスした内容でお送りさせて頂きました。
その続編!?とでも言うべき内容でお送りする今回、JACOB COHENの2大定番モデルである「622」と「688」の違いから、最もハイエンドなシリーズであるリミテッドラインの秘密といったところまでを"サラリ"と解説していきたいと思います(約3分でお読み頂けます)。
双璧をなす2つのモデル
ヤコブコーエンについての情報を得るべく、インターネット検索をかけたことのある方の中にはお気付きの方がいらっしゃるかと思いますが、「ヤコブコーエン 」と入力すると予測変換で出てくるワード一つに「622」というものがありまして、これまで全くヤコブコーエンと接点がなかった方からすると「???」なこの数字。
この「622」というワード、実はヤコブコーエンの数あるモデルの中の一つを表すモデル名でもあり、この「622」こそが同ブランドで今最も高い人気を誇る代表的なモデルなんです。
ではその622モデルとは具体的にどんなジーンズなのか?
他のモデルも共通する部分も多いのですが、
汎用性の高いストレートシルエットをベースとしながらも、無駄のない完璧なフィッティングを実現する高度なデザイン設計がされており、テーラードジャケットなどフォーマルなアイテムとの親和性も高い「カジュアルエレガンス」なジーンズへと昇華させた逸品。
ちょっとカッコつけて言うとこんな感じなんですが、端的に言うと
「どんなシーンにもフィットし快適でありながら品格あるデニム」
といったイメージでしょうか。
「じゃあ初めてヤコブコーエンのデニム買うときは一番人気の622モデル買えばいいんやんね?」という質問が飛んできそうですが・・・
そうと言えばそう・・・なんですが、実はもう1型、この「622」と人気を二分するモデルがありまして、その名も「688」。
この「688」、実は「622」の原型となった先輩モデルなんです。
基本的には「622」とほぼ同じニュアンスのタイトストレートシルエットなんですが、唯一の違いが股上の深さにありました。
上の画像、左が「622」右が「688」なんですが、見ておわかり頂ける通り、後発モデルである「622」の股上が若干浅く設計されていまして、その差は何と1.5p。
「そんなちょっとだけ・・・?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、そんな微妙な差でもやはり穿いた時に違いが感じ取れるんですよね。
見た目にあまり変化は感じられないものの、622はややスッキリとした雰囲気、688は腰回りに若干安定感があると言いますか、穿いた感じが何となく落ち着く...といったところでしょうか。
いずれにせよ、両モデル共にカジュアルとドレスの均整がとれたとても秀逸なジーンズなんです。
オリジナリティー溢れるパッチデザイン
JACOB COHEN(ヤコブコーエン)のジーンズを語る上で欠かせないディティールの一つが、毎シーズンその豊富なバリエーションで楽しませてくれるレザーパッチ(一部革以外の物もありますが)。
レインボーカラーが目を惹くキャッチーなデザインの物からアンティークコイン風のモチーフをあしらった物まで、そのテイストは多岐に渡っており、どのジーンズを選ぶか?という判断をする上で時には非常に大きな役割を果たすこれらデザイン性の高いパッチ類、実はメインライン特有の物なんです。
シーズンテーマやジーンズ本体のイメージなどを反映させたデザインにすることで、ジーンズそれぞれの個性をより強いものとしており、あの圧倒的な存在感を生み出す一つの要因となっているんですよね。
ハイエンドでラグジュアリーなリミテッドライン
先に述べたメインラインに次いで商品構成の核となるシリーズがリミテッドライン。
その名の通り、数量限定の非常に希少性の高いシリーズなんです。
「何で数量限定なん?」
「メインラインと何がどう違うん?」
そんなストレートな疑問にも勿論お答えいたします。
ハラコパッチ Special ver.
ヤコブコーエンの中でも最上位とされるのがこのリミテッドラインのジーンズ。
価格を見て「おぅっ・・・」となった方も中にはいらしゃるかと思いますが、実は使われている生地やパーツ類といったところに値段の秘密が隠されているんです。
まずはこちらのハラコパッチ。
メインラインにもハラコレザーを使用している物はありますが、リミテッドラインの物にはメタルパーツを使用したブランドロゴがあしらわれているのと、限定の証であるシリアルナンバーが刻印されているんです。
見た目にも非常に高級感があり、このパッチが付くことでよりグレードの高いジーンズという事をわかりやすく我々に知らせてくれる・・・といった役割も果たしてくれています。
溢れ出るアイデア、高められた価値
先のハラコパッチのみならず、顧客に深い満足感を与えてくれるディティールの数々がジーンズのあらゆるポイントに散りばめられており、その豊富なアイデアによってより魅力が高められた"特別な一本"となっています。
(左上)フロントボタン横に刺繍された「LIMITED EDITION」の文字。 モデル名も併せて刺繍されています。
(右上)セルビッジデニムを使用。 ロールアップされている状態で納品されるところからも、商品の見せ方に対するこだわりを感じさせられます。
(左下)ファブリックの生産国を示したタグ。 消費者が求めるこういった細かい情報を、上手くデザインの一部として見せています。
(右下)リミテッドラインにのみヒップポケットに花をモチーフにした刺繍。 また、ポケットの縁には赤耳部分を使用するなどこだわりが尽きません。
この様に、使用するファブリックやパーツ等によりグレードの高い物を使用するなど、コストや生産工程がメインラインよりも余分にかかってしまうという事もあり、多くを生産できないが故に自ずと数が限られてくるんです。
こういった一つ一つの細かいこだわりの積み重ねによってあの只ならぬオーラが生まれると思うと、実に奥深いですね。
記憶に残るあの香りを長く楽しめます
ここまでの解説で「もうお腹いっぱい...」という方もそろそろでてきそうですが、実はリミテッドラインにはダメ押しで一つ大きな特典があるんです。
中にはご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、商品から漂う"あの香り"を長く楽しんで頂く為のフレグランスミニボトルが付属するんです!!
商品を実際手に取って頂いたり、ハービスの直営店へ足を運んで下さった方の中には記憶にある方もいるかと思いますが、ヤコブコーエンの主にジーンズ類には独特の香り付けがされているんです。
どんな香りなのか・・・詳しくはまたの機会にこの企画内でご説明させて頂こうと思っておりますが、何と言うか凄く高貴な香りなんですよね。
店頭でも何の香りか度々お客様から聞かれる程の魅力を持ったこちらの香り、気になる方は「パチョリ」で検索を...
専用BOXが特別感を演出
購入されたことのある方はご存知だと思いますが、リミテッドラインのジーンズは上の写真の様なBOXに入った状態で納品されてくるんです。
これに関しては、あえてそこまで大々的に取り上げる部分でもないかもしれませんが、こういった機会でないと中々お伝えもできないと思いますので...(汗)
パッケージデザインは生産時期によって違いがある為、全てが同じものではありませんが現在は先程の写真の様なグレーボディに白文字でロゴがプリントされたボックスとなっています。
特に通販でお買い上げ頂いた時など、配送用のパッキンを開けてこのBOXが出てきた瞬間・・・「スペシャルな物が届いた!」という感動があって、凄くテンションが上がるんですよね〜
こういったお客様の満足感を高める為の演出も、やはりトップブランドならではのこだわりだと思います。
あとがき
第一回・第二回と、弊社オンラインストアの商品ページだけでは決して伝えきる事のできない、ヤコブコーエンの商品に対するこだわりやブランドのアツい想いなどを伝えてきましたがいかがでしたでしょうか。
ジーンズとしては比較的高価な部類に入るが故に、価格に見合った物かどうか?といった厳しい目を向けられるこれらJACOB COHEN(ヤコブコーエン)の商品の数々。
そんな同ブランドのこだわりについて深く掘り下げる事で、一人でも多くの方に商品に興味を持って頂ければ嬉しいですね...
今回でこの企画が終了するかの様な?湿っぽい最後になってしまいましたが....
来月以降も続きます(予定)。