Wake up with Jacob Cohen vol.3

『充実したラインナップの秘密と"記憶に残るあの香り"』

Wake up with Jacob cohen Vol.03

イタリアを代表するラグジュアリーデニムブランドとして、今やイタリア国内450のブティック、全世界ではなんと1500以上ものショップにて展開されるJACOB COHEN(ヤコブコーエン)

ここ日本においても、ファションに並々ならぬ情熱を注ぐオーバーミドルの間で圧倒的な知名度と高い人気を誇る、いわばデニムジーンズ界のスーパースターなんです。

そんな同ブランドの"人気の秘密"に迫るべくスタートした新企画、その名も

『Wake up with Jacob Cohen』


スタート以来、約2回に渡ってお送りしてきた本企画。

前回、前々回とJACOB COHEN(ヤコブコーエン)のコンセプトやブランドの持つ独創性、そして同ブランドが世界中のファッショニスタから支持される要因である"こだわり抜いたディティールの数々"について解説させて頂いたのですが、内容を詰め込み過ぎたせいかちょっと「お腹いっぱい感」があったとかなかったとか…

ネタ切れにより企画存続の危機にさらされる事のない様、今回は"箸休め的"な回としてちょっとライトな内容でお送りしたいと思います。


ここ日本において非常に多くのショップで取り扱いのあるJACOB COHEN(ヤコブコーエン)ですが、大阪北エリアというファッション激戦区において、競合する有名ショッピングモールや百貨店を差し置いて「なんでハービスプラザにヤコブのオンリーショップがあるん?」というそもそも論的な疑問を持たれた事ありませんでしょうか?

「別に・・・」
「あんまり気にしてなかったけど…」

という声が聞こえてきそうですが・・・実はしっかりとした理由があるんです。



西日本最大級の充実したラインナップ

gujiの旗艦店となる大阪店は、西梅田エリアのシンボリックな商業施設"ハービスプラザ大阪"の2Fフロアに系列店と共にお店を構えているのですが、その1Fフロアに関西唯一のヤコブコーエン直営店がございまして、非常にプレーンな定番モデルからインパクト大の個性派モデルまで非常に充実したラインナップを誇る店なんです。

(ブランドの世界観を表現したディスプレイスペース)


(メインラインを中心としたコーナー)


(こんな個性的なバッグも店舗ではしっかりとラインナップされています。)


「けど、同じハービスプラザっていう商業施設に入ってるっていうだけでgujiとどう関係があるん?」という声がこれまた聞こえてきそうですが・・・

実は"大あり"でして、と言いますのもこのヤコブコーエン大阪店、販売業務を代行をしているのが何を隠そう"株式会社guji"なんです!

特に驚いて頂けるような理由ではないにも関わらず、さも凄い秘密が隠されているかの様に煽ってしまいました…  申し訳ございません…(謝)


それでは気を取り直しまして・・・


生地やボタンを初めとしたパーツ類に"よりハイグレード"な物を使用する事で、ジーンズとしては高額なプライスにも関わらず安定した人気を誇る"リミテッドライン"もしっかりと取り揃えております。

(最もハイエンドなシリーズであるLimitedラインのコーナー)


ご存じの方も多いかと思いますが、JACOB COHEN(ヤコブコーエン)はレディースのコレクションもございまして、こちらのヤコブコーエン ハービスプラザ大阪店におきましても非常に充実したラインナップでファンの方を楽しませてくれます。

(レディースアイテムのディスプレイ)



こだわりを感じさせる店内

店内画像を見てお分かりの通りの圧巻の在庫量を誇る同店ですが、ただただ沢山の種類の商品を綺麗に並べているだけ・・・という訳では無く、見る人を惹きつける様な作り込まれた商品レイアウトもまた魅力の一つなんですよね。


こういったディスプレイや商品レイアウト等、"世界観の表現"や"商品の見せ方"といった部分に関して一切妥協を許さないのが世界的トップブランドたる所以でして、使用されている什器や照明等といった全てに強いこだわりを感じられます。

全てはJACOB COHENの商品の魅力を多くの皆様に伝える為に・・・

(床に敷かれた存在感のあるパッチワークラグ)

(棚にディスプレイされたミニチュアジーンズ)




記憶に残るあの香り

あと、JACOB COHEN(ヤコブコーエン)を語る上でハズせないのが、商品を手に取った瞬間フワッと漂うあの"独特の香り"。

基本的にデニム製品を中心に意図的に香り付けをしており、実際に商品を手に取ってご覧頂いたりお店に足を運んで下さった事のある方はどんな香りかはなんとなく覚えてらっしゃるかと思いますが、何と言いますかスゴ〜く心地良くて落ち着くんですよね・・・

店頭で「これ何の香り?」と言う質問をされる事も結構多いというこの香り、正式には「パチョリ(またはパチュリ、パチュリー)」というインド原産のハーブ科の植物の香りでして、古くからお香や香水で使用されているらしいんです。

(画像はWikipediaより引用)


ではなぜこのパチョリなのか・・・これには深いワケがあるんです。

まずパチョリには虫除けの効果があるとされており、その昔シルクロードの商人達が大事な商品である絹に虫が卵を産み付けない様、乾燥させたパチョリの葉をシルク生地と一緒に入れて運んでいたそうです。

そういった歴史的背景もあって、西洋の人々は 高級品→シルク→パチョリの香りと連想されるみたいなんですよね。

では、なぜヤコブコーエンはジーンズにこのパチョリの香り付けをするに至ったか?

それはブランドのイメージ戦略にあった様です。

ヤコブコーエンは高級テーラードデニムを作るにあたり、"他のブランドと差別化を図る何か"が必要と考え、自社のジーンズのイメージに見合った高貴な香りを・・・という事でパチョリの香り付けを行うといった事に繋がったみたいなんです。

そして、パチョリをベースにバニラなどの香りをプラスしたオリジナルのブレンドを行い(配合の詳細は企業秘密らしいです)、あの魅力的な香りが完成したという訳なんです。


この"香りでブランドの差別化を図る"という発想、ファッションブランドではこれまであまり聞いた事がなかったのですが、今となっては、同様のアプローチを行なっているブランドもチラホラ。

このフレグランス、現状ではリミテッドライン及び一部のモデルにミニボトルが付属しており、洗濯によって香りが抜けた後もこのフレグランスをシュシュっとする事で、再び香り付けができるんです(嬉)

(リミテッドラインのジーンズに付属するフレグランスミニボトル)

一回の使用で「シュシュシュシュ〜」っとプッシュし過ぎるとすぐに中身がなくなってしまいますので、"ワンプッシュで広範囲に行き渡る高さから"というのがポイントです。



最後に


企画スタート以来、第3回目にして早くもネタ切れの危機にさらされつつ何とか書き上げた今回(汗)。

弊社オンラインストアにてヤコブコーエンの商品をご購入頂いている皆様の中にも、「まだ実際の店舗には行った事がないねんなぁ」という方も多いかと思います。

インターネットの中だけで買い物をする事が当たり前となった、そんな時代だからこそブランドの世界観を体で感じて頂ける実店舗の存在も大切するべき・・・という想いが私たちは強く、オンラインストアのみの利用だったお客様が今度は逆にお店に足を運んで頂けるキッカケとなれば・・・という事で今回はショップを詳しくご紹介させて頂きました。

デニム界のスーパースター「JACOB COHEN(ヤコブコーエン)」の素晴らしさを、是非リアルショップにて体感して頂ければと思います。

See you next month……


Wake up with Jacob Cohen

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