Wake up with Jacob Cohen vol.10
『不動の定番モデル、NICKとBARDの違いについてお伝えさせてください!』
イタリア国内においてデニムのトップブランドとして君臨し続けるJACOB COHEN(ヤコブコーエン)。
イタリア国内450のブティック、全世界ではなんと1500以上ものショップにて展開されています。
ここ日本においても、ファションに並々ならぬ情熱を注ぐオーバーミドルの間で圧倒的な知名度と高い人気を誇る、
いわばデニムジーンズ界のスーパースター。そんな同ブランドの"人気の秘密"に迫るべくスタートしたコンテンツ、その名も...
『Wake up with Jacob Cohen』
JACOB COHENの魅力を伝えたい!という想いでスタートした こちらの企画も今回で早10回目。
前回はデニムジャケットをご紹介させていただきましたが、今回はパンツ部門の基本の基ともいえるNICKとBARDの違いについてお話させていただきたいなと、、、、、。
そうです、実はこの『Wake up with Jacob Cohen』でその説明をしていなかったんです、、、。
なんとなく違いは知っているけど、、、という方は本当に奇特な方です。
そうなんです、実はこのNICKとBARDの違いの説明、かつて『guji Journal』の方で説明させてもらっているんです。
本家の方で説明を怠っていたわけです、これは大変申し訳ない事をしました。
という事で今回はJACOB COHENの主力である2型についてお伝えさせて頂きます。
そもそもNICKとBARDって?
実はこの2型、以前は622と688というモデル名だったんです。ブランドを背負う2大看板と言っても過言ではありません。
本当はもっと多くのモデルが存在していたわけですが、それらを蹴散らしてしまう勢いで高い人気を誇っていたのが622と688だったんです。
そんな中、2021年にファクトリーを変更したこともありまして、そのタイミングでモデル名を一新したというのが事の流れなんですね。
もちろん、名前が変わった現在でも人気の高さは変わりません。
622がNICK
688がBARD
という形で変更が入りました。
お馴染みの刺繍に関してもこのタイミングから変更。
個人的には数字表記もミリタリー感があって好きでしたが、覚えやすいのは圧倒的にコチラです。
ちなみに細かなパーツ類や加工感も少しクリーン寄りなデザインに舵を切ったのもこの時期でした。
これが功を奏して?か販売の方も堅調でして、gujiとJACOB COHENのお店に来ていただいている皆様の下半身を支えるデニムブランドとして確固たるポジションを築いているんですね。
股上の深さに秘密が、、、
秘密も何もありませんが、折角の見出しなので少し煽ってみようかなと、、、
失礼しました、NICKとBARDの違いは股上の深さにあります。難しい事はありません、ただ股上の深さが違うだけなんです。
他のウエストや裾幅、渡り幅、股下の設定には違いがありません、どちらも同じです。
NICKは浅い
BARDは深い
こう覚えてもらうと良いかもしれません。
センチで表すと大体1.5から2センチほどの違いがあります。
これを微差とするか、大差とするか、、、JACOB COHENは大差と考えているからこそモデルを区分けしているんだと思います。
こういった所からもブランドのデニムへの熱い気持ちが汲み取れますよね。
結果、見え方も変わってきます。
先程の平置き画像だとよくわかりませんでしたが、実際に着用画像を見てみると違いが判って頂けるんじゃないでしょうか。
股上の部分がNICKの方が浅くなって、見え方的にキュッと締まって見えるようになっています。
反対にBARDの方はより安定感があって落ち着いた印象に。
どちらに関しても綺麗なシルエットということに変わりはありませんが、自分のスタイルをどう見せたいか?によって選ぶ形が変わってきます。
アクティブな雰囲気を出すならNICK。やや硬派な雰囲気を出すならBARD。という感じでしょうか。
ものによってではありますが、NICKとBARDで全く同じ生地を採用して販売している商品もある為、お店で実際に穿き比べて頂いて、ご自身の体形や目指すファッションの方向性を考えた上でチョイスしてもらうのも一つの手です。
もちろん、スタッフもそのお手伝いを全力でさせて頂く所存です。
最後に
股上の違いについて長々と語ってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
神は細部に宿るというワード、それはファッション、ひいてはデニムにも通ずる部分があります。
『ここのシルエット、もうちょっとこうだったらいいのにな〜』なんて思う事ありますよね。
そういう不満点を出来る限り解消してくれるのがこのNICKとBARDだと私共は考えています。
JACOB COHENならではの美しいシルエットへの拘りがストレートに伝わってくる2大モデルのNICKとBARD、是非一度試してみてもらいたいんです。
それではまた...