
JACOB COHEN STYLING vol.4
styling&text:hatanaka
model:ueda
edit&photo:izumi
support:nakamura
ヤコブコーエンを深く掘り下げる当コンテンツ。
これまでシーズンに1回のペースで更新を行なっていたのですが、ちょっと前回のアップからご無沙汰となっておりました(汗)
秋物の新作も殆どが入荷済みとなり、ハービスがございます大阪においても寧ろ少し肌寒く感じる時もあったりもするそんな時期に差し掛かり。
いよいよ、重い腰を上げるが如く今キーボードを叩いております・・・
勿論、一部の商品の紹介にはなるんですが折角なので特に推しのモデル、個人的なお勧めにフォーカスして幾つかを取り上げたいと思いますので是非お付き合いください!
STYLE1
1本目はヤコブコーエンの定番モデルとして長らく愛されているBARD(バード)。
688というモデル名からBARDと名を変えかなりの年月を経ました。
古くからのファンの方は688と今でも指名されますが、微妙なアップデートはされているものの今だに高い人気を誇っているのはその完成度の高さからと言えると思います。
あまり浅くない股上のレギュラーライズモデルであり、腰回りの安定感も高いモデル。キュッとヒップアップして見え、そこから繋がる腿周りも無駄のないラインを描くのが人気の理由だと思います。
今回のコレクションではカシミヤを用いたデニムが幾つかラインナップされており私たちの取り扱いモデルもそこから何点かをセレクトしました。
ヤコブコーエンの良さって穿き心地の良さ、つまり快適な着用感と素材感が重要だと私も以前から感じており、そういう意味ではカシミヤを用いているという点は凄くわかりやすいセールスポイントですよね!?
実はブランドとしての今シーズンのテーマはデニムブランドとしての原点回帰の要素が色濃く出ており、ヴィンテージ加工やアメリカンワークスタイル的な本来デニムに一般的に付いて回るデニムウェアならではの世界観みたいなものが強く打ち出されていました。
ただ、展開する商品としては、お客様により響くヤコブらしい特徴のある商品をという事で例えばカシミヤ混デニムのようなものをセレクトしたつもりです。
せっかく良いものを買うのなら気分の上がるものがよい、と思うはず?ですのでそんな方にはカシミヤブレンドがお勧めです!
PANTS:JACOB COHEN
KNIT:ZANONE
KNIT:GRAN SASSO
SHOES:Crockett&Jones
STYLE2
続きましてはテーパード強め、股下短めのちょいクロップドな仕上がりのSCOTT(スコット)。
実は弊社取り扱いの他のブランドのデニムではスラックスタイプのデニム、通称デニスラが隠れたヒットアイテムとなっています。
世の中でトレンドとは聞きませんので、ある種局地的なヒット。
ヤコブコーエンではデニスラはこれといったモデルがありませんが、どことなく近いイメージなのがSCOTTなのかもしれません。
裾幅細くしっかりとテーパードしておりクリースラインを入れても様になる、そんな雰囲気。
つまりジャケットと相性良し!な存在です。
とはいえこのご時世、ピタピタの頑張ってる風なサイズ感はイケません。
そんなチョイスは一気にコロナ前のムードに逆戻りしてしまいます・・・
サイズのゆとりが、はたまた心のゆとりまでも生んでくれるような気さえしてくるのは不思議です・・・
PANTS:JACOB COHEN
JACKET:TAGLIATORE
KNIT:GRAN SASSO
SHOES:Crockett&Jones
STYLE3
言わずもがなデニムをメインで展開しているヤコブコーエン。
ですが、ラグジュアリーなボトムスのブランドという方がどちらかというと正解でして、特に気に入ったモデルについてはデニム以外もちゃ〜んとセレクトをしています。
例えばこのDANIEL(ダニエル)。
今をトキめくシャーリングパンツです。今このシャーリング、通称ゴムパンを語らずしてパンツ界隈は語れないほどの重要アイテム。
なんかそれこそ昔はオシャレのためには痩せ我慢こそが美学!みたいな考え方もありました。
サイズはビシビシ!素材は天然繊維一択!みたいな・・・
どちらかというと私もそんななか育ってきた世代です。
令和の現代、このマインドを持て囃すのはもはやただの醜悪な老害です。
楽で何が悪い!?の世の中・・・コンフォートかつ高機能、みたいな付加価値こそが評価につながっているそんな時代です。
で、シャーリングパンツ。
穿き心地も楽だし、見た目も適度に緩さがあってどこかイージーな感じがウケているんです。
見た目がイージーでも素材や作りまでもがイージーだったら困るわけで、そこはちゃんとしてないといけません。オトナが穿くのにそこは見逃すわけにはいきません。
ヤコブコーエンは縫製や裏側の作り込みまで抜かりはありません。
税込み10万超えのイージーパンツは作り込みまでもイージーではイケないわけです(焦)
素材については こちらもカシミヤがほんのり使われておりまして・・・
3%ではありますがその3%にちょっと気分が上がる、そんな自己満足決して悪くない と思う今日この頃です。
PANTS:JACOB COHEN
JACKET:JACOB COHEN
KNIT:GRAN SASSO
BAG:Daniel&Bob
SHOES:PELLICO SUNNY
STYLE4
今回ご紹介のラストはヤコブコーエンでは珍しいスポーツテイストあふれるナイロンテック系の1本。
けっこう打ち込みのしっかりしたヤワじゃないナイロンストレッチ。
キックバックもしっかりしており保形性にも優れています。
容易には型崩れしなさそうな印象なんです。
展示会で発注の際に一目見て気に入りまして、スポーツライクな着こなしでもハマるのとそもそも形が美しいという点からナイロンジャケットなどとのスタイリングまでイケそうなところ、なんかが凄くイイなと。
要は今っぽいニーズを満たしているなぁという感じ。
今後、この手のモノをもっと形にして新たなカプセルコレクションとして展開して欲しいくらいです。
お陰様で既に入荷してから店頭での反応も好評で嬉しい限りです。
よい意味でヤコブっぽくない一本でした。
PANTS:JACOB COHEN
OUTER:ZANONE
KNIT:GRAN SASSO
以上、秋物というには一足遅い??かもしれない今期のお勧めたち。
このように実はデザインからシルエットまでいろいろと品揃えは豊富です。
パンツはどうしても穿かなくちゃその魅力がわからないし、体型に対して合うのか合わないのか?が正しく理解できません。
サイトで買おうかどうしようか?と決断する前に実店舗で穿いて見るのもひとつの大切なプロセスです。
なにより同じモデルでも洗いや素材の混紡率の違いにより縮率も変わりますし、出来上がりの寸法もブレが生じます。
要は穿かなきゃわからない!という事。
是非店頭で気になる1本を穿いてみてくださいませ。
試着に行くその一歩がなかなか踏み出せない・・・という方が実はけっこう多くいらっしゃるんだな〜と感じておりまして、やっぱりなにかそこにはちょっとした勇気がいるのかな?とも思っています。
どんなものか知るために、一度穿いてみるという「体験」を是非もっとしていただきたいというのが我々の望みでもありまして、気兼ねなく見に足を運んでくだされば嬉しいな〜と思うわけです。
やっぱりなんだかんだ言って品揃えの豊富さには自信がありますし圧巻?は言い過ぎ?なラインナップを店頭でご覧になってください。
次回の当コンテンツのテーマは・・・ 未定です(汗)
こんなネタをして欲しい!なんてお声も募集しておりますので宜しくお願いいたします!