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guji Monthly Journal #12 / 2022spring summer

注目を集める"ニュアンスカラー"とは

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ここ数年、業界で注目を集めていたカラーといえば"モノトーン"。

ブラックを中心に、ミディアムグレー〜ダークグレーといった少し重めの色、もしくは全く反対のホワイトという感じではっきりとした無彩色がトレンドでした。

普段はブラックを提案しないようなクラシカルなブランドの生地ラインラインナップにも変化がありましたし、もっと言うとハッキリと"モノトーンコレクション"として独立したカテゴリーを提案するところもありました。

そんなトレンドも、2022S/Sシーズンは変化が見られるようになります。


キーワードは"ニュアンスカラー"



ニュアンスカラーというとちょっとわかりにくいかもしれません。

ニュアンスカラーとは一言でこれと表現しにくい中間色的な意味に使われていまして、パステルカラーを少しくすませたイメージというと伝わりやすいでしょうか。
ブルーグレーやグレイッシュグリーン、ブラウングレーだったり文字表現としても色複数の色が入っている感じです。

トーナルカラーという言葉もちらほら聞くようになってきました。

"トーナル"とは濁色という意味であり、文字通り交わった色というイメージ。
「純色にグレーを混ぜた色」という定義があり、例としてはグレイッシュなピンクであったりグレイッシュなブルーであったりという感じですね。

シンプルにざっくりまとめると、トーナルカラーもニュアンスカラーに含まれると考えて良さそうです。

gujiで展開するニュアンスカラーアイテム

今シーズンgujiでは様々なカテゴリーのアイテムでニュアンスカラーをご用意しています。

傾向としては、カットソーやシャツなどインナー使いが可能でライトなアイテムはカラーバリエーション豊富に、アウターやジャケット、スーツなどは比較的落ち着いた、自然に馴染むようなアイテムをチョイス。

全身中間色でコーディネートするというより、ベーシックなネイビーやグレー、ブラックなどに合わせて少しグラデーションになるようなイメージでスタイリングするのがオススメです。


メインアイテムにニュアンスカラーを、他はベーシックにまとめる

具体的なスタイリングのテクニックとして、まずはコーディネートのメインアイテムにニュアンスカラーを用いる場合。

最もシンプルに合わせるには、他のアイテムはコーディネートしやすいベーシックカラーを選ぶことがポイント。

ネイビーとグレーを合わせるようにグレイッシュなインディゴにグレーのパンツを、オリーブとブラックを合わせるように、グレイッシュグリーンにブラックを。

定番のコーディネートの色味に少し変化をつけるだけで、グッと今っぽく、新しい雰囲気を楽しむことができます。


インナーにニュアンスカラーを取り入れる

インナーの定番カラーといえば絶対的にホワイトとブラック、次いでグレーやネイビーというところでしょうか。

もちろん、それらの色でコーディネートしても普遍的なスタイルに纏まりますが、せっかくのトレンドなので少し取り入れて、積極的に楽しみたいですよね。

羽織り物などメインアイテムで採用するのはちょっと気が引けても、インナーですと面積が狭いので比較的簡単に取り入れることができます。

ホワイトのシャツブルゾンにオリーブのパンツ、そんな時はインナーとパンツがグラデーションになるようにライトなミントグリーンを合わせて。
ネイビージャケットに色落ちしたデニムには、同系色のサックスブルーのニットTで纏まりよく上品にといった感じです。

今年大注目。落ち着いたトーンで温かみのあるスーツ

ビジネススタイル、スーツスタイルにもニュアンスカラーを是非取り入れて頂きたいと考えています。

「そんな色のスーツで仕事出来ないよ」というお声ももちろんあると思いますが、可能な職場であれば・・・、可能な役職であれば・・・、許されるキャラクターであれば・・・ということで、ご紹介させてください。

ほんのりグレー味のあるベージュ、黄色味が強いとほっこりしすぎますが、グレイッシュですとシャープさが際立ちます。注目のトーナルカラーですね。

ブラウン系も、定番のダークブラウンでは無く気持ち明るめのトーンでグレー味もあるテラコッタカラーが素敵です。
こちらはシルクミックスの生地で上品な艶がありますが、発色自体が落ち着いたトーナルなので嫌味なく着られるはずです。

いつものジャケットが新しく見えませんか?

「そうはいってもやっぱり着れないよ」という方、ネクタイで取り入れてみてはいかがでしょうか?

昨年あたりからちらほらとニュアンスカラーを提案するブランドが増えており、春夏シーズンとあってその提案がより強まっているように感じます。

残念ですが・・・といいますか、この記事を執筆している現在ではまだAtto Vannucci(アット ヴァンヌッチ)のみしか入荷していませんが、これからStefano Cau(ステファノ カウ)Francesco Marino(フランチェスコ マリーノ)の入荷も控えています。

いつもはネイビーのネクタイを合わせるところ、グレイッシュなブルーなサックスなどニュアンスを感じる色を合わせることで軽やかな、モダンなスタイルになります。


最後に



あまり見慣れない色ではあると思いますが、考え方としてはベースのベーシックな色味がまずあり、それを明るくしたりくすませたり、グレイッシュにしたりグリーンを混ぜたりといったイメージで表現されるニュアンスカラー、何となくイメージを掴んでいただけたでしょうか。

実はそのニュアンスカラーのベースになっているを色を見極めることができれば、その色を使ったコーディネートに置き換えるだけで今の気分が表現できる便利なアイテムなんです。

2022S/Sシーズンは多くのブランドでニュアンスカラーをセレクトしていますので、是非"新しい色"を楽しんでいただければと思います。

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