『田野浩志の'そうだ スーツ、着よう'』Vol.29

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「そうだスーツ、着よう。」でお馴染み?先日産まれて初めて東北の地に足を踏み入れた田野です。

今まで東海道新幹線にしか乗ったことがなかったので、緑色の新幹線に初めて1時間20分程乗りましたが、意外に近かったです。

牛タンは食べませんでしたが、萩の月をお土産に買って帰りました。


はい、そうなんです。

お邪魔したのは"杜の都"宮城県は仙台市。

仙台にお住いの方、本当に申し訳ございません。

はっきり申し上げて、あんなに大きな街だとは思っていませんでした。

しかも"杜の都"と呼ばれているだけに、緑も多くて空気が澄んでいてすごく綺麗。

更に仙台にお住まいの方、申し訳ございません。

おべんちゃらでも何でもないのですが、噂より全然綺麗な方が多いなと。

何の噂やねん!?と言われそうですが、素直にそう思いました。

次回は是非プライベートでゆっくりとお邪魔してみたい本当に素敵な街でした。

次回はプライベートで?

では今回は?

仙台で仕事なんてないはず?


僕の前職の最恐の先輩、今はGUY ROVERやDrumohr等の有名イタリアブランドを日本に紹介する輸入代理店LISの坂戸さんと、良きライバルであり、業界を共に盛り上げていきたい戦友、盛岡と仙台にお店を構えられる菅原靴店の菅原さん。

いい歳のおっさん3人が何だか和気あいあいと笑っています。

ちょっと気持ち悪いですね(汗)

ということで何故仙台に!?


一応、一応ですが、菅原さんにご招待して頂きました。

ご招待が本気だったのか社交辞令だったのかは定かではありませんが、真に受けて、のこのこと、喜び勇んで、菅原さんの人気動画に出演させて頂くべく、はるばる仙台へお邪魔したという訳でございます。

ちなみに動画のテーマは「そうだスーツ、着よう。」には関係なくもないですが、少しカジュアルなDrumohr(ドルモア)のニットについて。

僕達gujiでも長きに渡ってお取り扱いさせて頂くイタリアを代表するニットブランドですが、どうやら前編と後編に分かれているようで、おっさん3人がやいのやいの加齢臭漂わせて話していますので、是非ご覧になって下さいね。

さて本題へ。

と、その前に・・・仙台へお邪魔させて頂いたのが、9月の21、22日ということで、まだまだ残暑は続てはいましたが、それでも朝晩は秋を感じる過ごしやすい気温でした。

タイドアップされている方・・・ほとんどいらっしゃらなかったです(涙)

たまたま僕が歩いた所にはおられなかったのかもしれませんし、日本の昔ながらの衣替えは10月からということで、これからどんどん増えてくると信じて、この秋冬の僕のお勧めネクタイ10選!お届けしたいと思います。


昨年から大人気のStefano Cau(ステファノカウ)。その人気を不動のものにしたパネル系ストライプのサテン地のネクタイ。

ちょっと艶っぽくてセクシーな雰囲気が刺さりますね。

ブルー系にシャンパンゴールドの配色が絶妙です。


同じくStefano Cauのパネル系ストライプ。

モノトーンにブルーの差し色。

ブラックのフランネルスーツにブルーのピンストライプのシャツ、そしてモノトーン×ブルーのネクタイ。


こちらもStefano Cauですが、Cauの魅力はストライプだけではありません。

いかにもイタリアらしい素敵なペイズリーです。


ナポリのネクタイ界の巨匠、Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)氏が手掛けるネクタイも僕達には欠かすことの出来ないブランドとなりました。

艶やかなStefano Cauとはまた違ったヴィンテージ調のペイズリーもいい色の出方です。


ここ数シーズン注目度が上がっている80年代後半〜90年代を彷彿とさせるレトロ柄。

実はFrancesco Marinoはこのレトロ柄が素晴らしい。

僕自身も今期購入して愛用してるこの波柄?は懐かしさと新しさを感じさせる、素晴らしい雰囲気です。


クラシックでありながら何処かモードなエッセンスが感じられる、他のネクタイブランドにははない独徳の雰囲気を醸し出すAtto Vannucci(アットヴァンヌッチ)

恐らく業界で最も注目されるネクタイブランドAtto Vannucciの配色は全てがオリジナル、全てが素晴らしいです。


見たことあるような無いような、レトロなのか新しいのか分からない、でも何故だか欲しくなる柄が多いのもAtto Vannucciの特徴です。


Atto Vannucciの1番の魅力は実は独徳の柄や色使いではないと思っています。

正直申し上げて、価格設定は決して安くはないどころか、むしろ高いです。

その価格の理由と1番の魅力は仕立ての良さ。

ですのでその真価が最も発揮できるのか、ソリッドのネクタイがいつも人気です。

このグリーンのヘリンボーンはAtto Vannucciの色使いと仕立ての良さが最も味わえるかもしれません。

ブラックのスーツにモダンクラシックに合わせてみました。


何と言っても今お取り扱いさせて頂いているネクタイブランドで、1番長いお付き合いなのがこのFRANCO BASSI(フランコバッシ)です。

時代を的確に捉えた柄や色使いは、このブランドの右に出るものはないと言っていいと思います。

ピンク系やイエロー系、そしてグリーン系・・・最近は差し色を使いたい気分です。

今まではピンクの差し色にはネイビーベースが基本的ですが、これはブラックベース。

このちょっとした進化がFRANCO BASSIは止まらないです。


ややもすれば古臭くなってしまったり合わせ辛かったりするレトロ柄も、FRANCO BASSIは丁度良く仕上がります。

しかもちょっとお勧めのグリーン、少しグレイッシュなグリーンでネイビーやグレーのスーツにも抜群に合わせれます。

以上、秋冬お勧めネクタイ10選!いかがでしたでしょう?

正直なところ、ビジネスウエアのカジュアル化はこれからもどんどん進んでいきそうですし、この流れは止められそうにありません。

先日お邪魔させて頂いた仙台では本当にネクタイされている方は少なかったですし、それは仙台に限ったことではなく、関西でも東京でも如実に感じてしまっています(涙)

だからこそ必要に迫られて嫌々ネクタイをするのではなく、ネクタイが好きで格好いいからするという方を増やしたい、そういうネクタイを提案したいと強く思っております。

ちなみに女性は今でもスーツにビシッとネクタイをしている男性が好きだということは、紛れもない事実だそうです。

このご時世、いつもいつもネクタイはしなくていいかもしれませんが、ここぞというときくらいはビシッとタイドアップ、やっぱり何でも緩急が大切かなと。

ではまた次回、ciao!ciao!



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そうだ スーツ、着よう

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